竹原信一

August 12, 2010 13:16




鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を招集せず専決処分を乱発している問題で,伊
藤祐一郎知事は2日,竹原市長に速やかな臨時議会招集を求める是正勧告を行った。

 会見で伊藤知事は「速やかに招集するよう勧告をさせていただいた。こういう勧告を取らざるを得なかった重たさを十分に考えていただきたい」と述べている。
 県が市町村に対し是正勧告を行うことは今回が初めてであるが,勧告に罰則規定はなく竹原市長がこれに応じる可能性は低いと見られている。


◆伊藤祐一郎・鹿児島県知事とは・・・・

 先般の事業仕分けで,宝くじを発売に関わる日本宝くじ協会,自治総合センター,全国市町村振興協会の3法人計4事業の仕分けには,自治総合センターからは理事長の二橋正弘・元官房副長官が説明者として出席。佐竹敬久・秋田県知事と伊藤祐一郎・鹿児島県知事も同席した。伊藤知事は総務省時代,宝くじ関連の3公益法人を所管する地方債課長を務め,総務省官房総括審議官などを歴任した。

 
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事業仕分けでの伊藤祐一郎・鹿児島県知事の問題発言−・・・

 事業仕分けの場で,総務省OBらの天下り役員が2千万円前後の年収を受けていることに関して,「人数が少ないから」「高いというのは言いすぎだ」との擁護で,ひんしゅくを買ったのが,鹿児島県知事伊藤氏である。


▼伊藤知事の弁
「金額につきましては,だいたい2,000万円。知事の給料も,だいたいそれくらい。議員さんはそれ以上。天下りでこの金額が高いというのは,”しかも”宝くじの団体についておっしゃるのは,いささか行き過ぎ」。

  出典:「西日本新聞


◆問題の背景−>>>鹿児島県阿久根市

鹿児島県阿久根市。県の北西部に位置し,東シナ海に面しかつて漁業が栄えた町である。農業や漁業が基幹産業の阿久根市の人口は1955年の4万1000人をピークに減少一途であり,現在,約2万4500人。高齢化率34.3%は全国平均(21.5%)を大きく上回る。市中心部ではシャッターを閉じた店が多く,地域経済は疲弊している。
 5年前に九州新幹線の部分開業を期に,並行在来線はJRから切り離され第三セクター<
肥薩おれんじ鉄道>として運行されているが,これも阿久根の衰退の一因とされる。
 加えて,隣接する出水(いずみ)市からのパイオニア,NEC関連企業の工場撤退などの影響で疲弊している市の現状から,竹原氏の市職員厚遇批判は反響を呼んだ。市民の平均年収は200万円程度と言われ、職員は市民の厳しい目にさらされている。

 その町に,ちょっと“不釣り合い”な24時間営業の巨大スーパーマーケット AZストアがある。5千坪の広大な店舗に食料品から軽自動車まで33万品目の品揃え。年間の来客数は実に600万人をこえる。休日ともなれば,車で1時間強の鹿児島市からも買い物客が詰めかける。
      
 なにか変だ・・・・・・・


◆ブログ市長「勇気ない首長だらけ。変革ムリ」 一問一答
 混乱が続く鹿児島県阿久根市政をめぐり、産経新聞の単独インタビューに応じた
竹原信一市長。その主なやりとりを記す。
              出典:「産経新聞 4/13記事


 −−「妨害勢力の議員を排除する」というが具体的には
 「その言葉による効果を狙った部分もある。もろに妨害行為を行った場合には厳しく処理
すると表明することで、妨害勢力の一員がそうでなくなるかもしれない。そういうやり方
だ」。

 −−市長も市議出身だが

 「(市議時代に)手数料値下げ条例案などを出したが、『こいつばかりにいいかっこさせ
るわけにはいかん』と否決された。議論ではなく感情や損得で決める。それが議会の現実
だ。(今年3月に議会側に要望した)議場で市民の録音を認める措置も、聞き捨てならない
ことが録音で残されてしまうから拒否されたのだろう」

 −−全国の首長を見渡して自身とスタンスが近いと思う首長はいるか

 「首長はみんな、内心では議員を基本的にバカにしている。ただ、勇気がない、変えられないだけだ」

 −−給与公開によって住民サービスへの職員の意識は高まったか

 「市民からは『すごくよくなった』という声も聞くが、私はそんなことで喜ぶ気持ちはな
い。当たり前のことだ」

 「最初に給与を公開したときに職員組合は『そんなに(民間と)差はない』と訴えるチラ
シを配った。『職員の給与はひどい(高い)』というコンセンサスを作っていく必要があ
。これは阿久根市だけの問題ではないはずだ」

 −−ブログでの「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された
機能障害を持ったのを生き残らせている」という記述の真意は


 「医療の金もうけのために無理やり生き延びさせる作業をすると、見守らなければならな
い人たちに苦しみを与えてしまう。そういうことに痛みを感じることのできない人たちによ
って医療が行われてしまっている。障害者や障害者と一緒に暮らしている方から『発言に同
意する』という声も届いている。重い問題だが、避けて通ることが命を大切にすることでは
ない」。

 −−地元の記者の中で、信頼を置き取材を受けるようにしている記者は
いるか


 「テレビ局に3人いる」

 −−新聞社が入っていないのは

 「新聞はものの考え方を単純化して見出しでおもしろくしようとする。頭が自動的にそういう回転をするのかな。市長なんかより大きな影響力があることを自覚していない」

 −−取材を拒否したら市民にメッセージを伝えられないのでは

 「市の広報誌で毎月コラムなどを書いているし、防災無線も市民懇談会もある

◆県知事が是正勧告
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を招集せず専決処分を乱発している問題で、伊藤祐一郎知事は2日、竹原市長に速やかな臨時議会招集を求める是正勧告を行いました。地方自治法に基づく勧告ですが,罰則規定はないため,市長が応じるかが注目されます。

▼竹原市長の市政運営に関する記事
 地元の鹿児島KTSテレビの動画ニュース−政治カテゴリーで,竹原市長に関する記事を時系列で動画で読むことができます。KTSテレビのニュース記事は,事実を報告する事に徹していることから,一連の動きを客観的に読み取れます。
 
 ⇒KTSテレビ動画ニュース  http://news.ktstv.net/c5_2.html
 【主な記事】
  ・阿久根市問題で原口総務相「深刻受け止め」 
  ・阿久根市職員 ボーナス半減2010年06月30日
  ・竹原阿久根市長に関する公文書の公開請求へ2010年06月17日
  ・阿久根市 竹原市長「専決処分進める」2010年05月07日
  


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