July 23, 2009 00:26

薬事法改正をビジネスチャンスに―鍼灸師や柔道整復師が薬の販売に参入

○薬事法改正をビジネスチャンスに―鍼灸師や柔道整復師が薬の販売に参入

 6月22日付朝日新聞富山版によると,「薬販売、新資格で参入」と,さすが置き薬発祥の地,富山らしい話題が掲載されています。

 今年の6月1日施行の改正薬事法では、医薬品リスク区分の第二類および第三類一般用医薬品を販売することができる新資格として「登録販売者」が認められることになりました。この登録販売者の資格を取得すれば、風邪薬など大衆薬の大半を販売することができることとなりました。

 新聞記事によると、今回の法改正を新たなビジネスチャンスとして、鍼灸師や柔道整復師、エステティシャンらの間に、この資格を取ろうとする動きが出てきているということです。

 この「登録販売者」の受験資格は、原則として1年以上の「実務経験」,それも原則1カ所での勤務を前提としています。
 そこで、「実務経験」の要件を満たすために、ドラッグストアなどに就職する人が増えるかもしれません。

 ドラッグストアとしては、有資格者を獲得する機会が広がり、それに伴い、ビジネスチャンスが拡大すれば漁夫の利。今回の薬事法改正は、ドラッグストア業界の事業展開を後押しするためのものではないかという、うがった見方もでるのも納得です。




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