July 15, 2013 14:52

出版各社の文庫本キャンペーン・・・・・文庫の夏への対応

 夏の風物詩として定着した出版各社の文庫本キャンペーン。出版不況の中でも安価で手軽な文庫本への支持は根強く,出版科学研究所によると,2012年の文庫本の推定販売金額は1326億円で2年連続の増加です。単行本などを含む書籍が,6年連続の減少となる8013億円と落ち込む中,堅調さが際立ちます。

 かき入れ時の夏のフェァでは,学生の課題図書向け需要が広がる夏休みを前に,人気アイドルグループ「AKB48」や,ゆるキャラ起用など,マンネリを打破しようと各社が工夫を凝らしていることから,書店の文庫本コーナーはにぎわいをみせています。

◆新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/    
 新潮社の文庫新キャンペーンは,「ワタシの一行」。毎夏恒例となっている「新潮文庫の100冊」の対象108作品について,ビートたけし,松井秀喜,菅義偉(内閣官房長官),さだまさし,新藤晴一(ポルノグラフィティ),佐渡裕,五嶋龍,西田敏行,北川景子,太田光,又吉直樹(ピース),ロバート キャンベル……の「ワタシの一行」が,文庫の帯に,書店店頭に,そしてウェブサイト上に寄せられています。

⇒⇒ワタシの一行
   http://www.shinchosha.co.jp/news/blog/2013/07/01.html

◆集英社 http://www.shueisha.co.jp/
 「AKB48」の起用で話題を集めるのが,集英社文庫の今夏のキャンペーン「ナツイチ」。「若い世代に親しみを持ってもらい,夏休みにたくさん読害してほしい」と,1991年から続くキャンペーンで初めてアイドルグループを登場させています。

◆角川書店 http://www.kadokawa.co.jp/
 角川書店は,東京都の「にしこくん」,愛媛県の「バリイさん」や高知県の「カツオ人間」など14種の「ゆるキャラ」を書店店頭のボップやプレゼントグッズに初めて起用し,角川文庫の販促体制を強化しています。

なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか(祥伝社新書321)



「情報も本も、ネットでなんでも手に入る」 そうは思っていませんか? けれどもネットだけでは、人を超える発想はできません。 著者は、自ら書店の経営にも携わるクリエイティブ・ディレクター。広告の世界だけ
でなく、ビジネス全般で必要とされる企画力や斬新なアイデアのヒントは、本屋にある といいます。 いい本屋の書棚は、単に知りたかったこと以上の「想定外」の情報に出会える、すばらしい
装置なのです。「書棚を旅するようにめぐる」「買った本は、べつに読まなくてもいい」など、 人生を面白くするための、本と本屋の使い方を大公開!


文庫の夏がやってきた






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